特許公報の読み方

こんにちは、GODIVEです。
今回は、特許公報の読み方(生物化学分野のような実験データがある分野を少し触れつつ)について、少し触れていきたいと考えております。

知財では大事な仕事の一つであり、読む体力も求められますが、これを身につけることにより、特許公報だけでなく、研究者の論文を定期的に沢山読むことにも活用できるかと思います。
特許調査のプロの方々の読み方などもnote、youtubeでも挙がっております。マトリックスを作って図式化なども見られます。

参考:
https://www.youtube.com/watch?v=TnLgZVoD-4E
https://note.com/sakaimisato/n/ncea34f16204e
https://note.com/tsunobuchi/n/n9a1e7c0cdb67
https://note.com/anozaki/n/nd9e4ece3a963

上述のURLでも少し挙っておりますが、いきなり公報を読むのではなく、場合によっては、審査経過(特に意見書)から見ることもあります。

それは、先行文献と比べ、特許性主張(新規性、進歩性ありなどの主張)の際に、カギとなる構成を主張するため、当該構成を先ず把握することができるからです。

次に独立クレームを見ます。独立クレームを見て、その後、特に当該実験があると、実験の実施例と比較例(比較例を見ることがKEY:なぜなら比較例はカギとなる構成がないため)を見ます。

KEYを把握したうえで、(独立)クレームの構成を、一つ一つ明細書等の用語定義を確認して理解致します。

目的にもよりますが、ここまでで一旦終了、ということもあります。


上述のURLでも挙がっておりますが、1ページ目から読むということはせず、往復しながら(極論ですが読まない箇所もあります)把握していく、という流れが一つあるかと存じます。

繰り返しですが、把握目的にもよりますが、先ずは読んでみる(やり方も参考にしながら)というのがスタートです。その積み重ねで読む体力も付くかと思います。

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