クレームチャート

こんにちは、GODIVEです。投稿遅くなり失礼致します。

 

さて、今回は、クレームチャート、にしてみます。
クレームチャートは、知財実務でいろんな場面で作って活用致します。
出願時点でのクレーム設定(先行文献と対比)、拒絶理由通知対応(クレーム補正のため、先行文献と対比)、
権利侵害・非侵害の立証、権利の無効性・有効性の立証、など。
実際のクレームチャート例
 Noteのしろさんの投稿の、1.などであります。写真も添付
このように、特許クレームの要件を一つ一つ分けて列記する、という対応になります。
参考:https://note.com/pateat0/n/nb330aa629995

特許クレームの要件を一つ一つ分けて、というのは、権利侵害・非侵害の立証など、裁判においても
必要な行動となります。
例えば、特許3310301:中外製薬の特許の事例を挙げます。
参考:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-3310301/15/ja
この公報だけ見ても、?ということがあるかと存じます。

以下、この特許が用いての訴訟での判決の書面です。 
平成26年12月24日判決言渡、東京地裁
参考:https://www.ip.courts.go.jp/vc-files/ip/file/084768_hanrei.pdf
平成29年7月27日判決言渡
参考:https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/022/087022_hanrei.pdf

平成26年12月24日判決言渡を例に挙げると、p7から9のように分節することになります。
分節によって、どこが争点のクレームの要件となっているか?明確にして裁判所の審理が行われておりました。

なお、クレームチャート作成ツールも色々あるようです。
参考:https://www.ibr.co.jp/patstory/res_help.html
参考:https://aisamurai.co.jp/aisamuraione/

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