ライバルの回転ずしチェーンの営業秘密を不正に入手したとして、回転寿司レストランを運営する会社の社長らが不正競争防止法違反容疑で逮捕されました。
報道によれば、不正に入社の対象は、売上データ、ネタの仕入れ値、食材の種類などの情報とのこと。
ここで、法律で保護される営業秘密とは、何を指すのでしょうか？
不正競争防止法によれば、次の3つの条件が示されており、これらすべてを満たすものが保護の対象となります。
その条件とは、① 秘密として管理されているもであること、② 事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であること、③ 公然と知られていないこと、の3つです。秘密としてしっかり管理されていた重要な情報、と言うことでしょうか。
では、情報を秘密としてしっかり管理するには、どうすればいいのでしょうか。
この点については政府からさまざまな情報提供がなされています。その中で、最も基本的な情報漏洩対策の方法として、3ステップを紹介しています。
概要は
①社内にどのような情報があるのか洗い出す
②洗い出した情報の重要度を見極める
③重要度に従って対策を決める
という感じです。
行うは難しではありますが、今回の事件をきっかけに、自社の持つ情報を整理してみることもよいかもしれません。